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本気の思いは具現化する

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  何かを本当に欲しいと思えば、
  どうやってそれが手に入るかは考えつくでしょう。


  シェール

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私たちは結果を生きている。もう少し分かりやすくいうと、過去につくった原因が、今という結果をつくっている。今起こっている現象は偶然ではなく、過去の原因によって必然的に起こりうるべくして起こっているのだ。この原因とは「思い」である。心に思い描いたことが未来を具現化していく。この法則を初めて知ったときは衝撃だった。それからは、心に何を描くか、そのことが何より重要であると気づいた。しかし、思いを描けばすべてが具現化するのかというと、どうやらそんな虫のいい話ではなさそうだ。思い描いても具現化しないことは山ほどある。では、どんな思いが具現化するかといえば、本当にそうなりたいという「本気度」に比例するのだ。これは思いが自然に具現化させるというよりも、何とかしてそのことを実現させようとするその情熱が、必要な情報や方法を見つけ出してくる。棚ボタではだめ、居ても立ってもいられないという強い思いで具現化させるのだ。


名言の宝箱14



# by siva1199 | 2012-12-01 14:23 | 名言の宝箱

受け継がれる夢

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  夢が叶わないまま死んでしまうことが不幸なのではない。
  夢を持たないことが不幸なのだ。


  ベンジャミン・メイズ

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年をとるごとにしょぼくれていく老人と、年をとるごとに艶やかになっていく老人がある。その違いはやはり、夢があるかどうかだ。今、ちまたで『論語』がブームになっているが、ぼくも若い頃からこの書物を何度も読み返してきた。『論語』は孔子の言動を弟子たちが書きとめ編纂したものが、2500年もの時空を経て今も色あせることなく伝えられてきた知恵の宝庫だ。孔子は、天の運行(礼)をもって理想社会を実現しようとした。孔子には周公という理想社会を実現した尊敬する先人がいた。その人を敬慕し、何度も何度もその人の夢を見た。孔子は、その理想を元に政治に携わったが、弱肉強食の戦国時代には通用しなかった。けっきょく実現の夢はやぶれ、後世にその夢を託すべく弟子たちを育てる晩年を過ごしている。その後、孔子の夢を実現しようと多くの人たちが挑戦し、挫折し、また後世にその夢を託してきた。孔子は死して朽ちず、今もその夢が続いているのだ。


名言の宝箱13



# by siva1199 | 2012-11-30 10:09 | 名言の宝箱

本当の人生が始まるとき

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   生も一度きり、死も一度きり、一度きりの人生だから、
  一年草のように、独自の花を咲かせよう。


  坂村真民

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人生とは、知識や経験を積んでいく足し算のように思っていたが、どうやら引き算ではないかと最近感じている。子供のときは無限の可能性を抱き、未来に明るい希望と夢を描く。そしてその思いを実現するために、思い思いの知識や経験を積んでいく。積めば積むほど、思いの世界は広がり、そこに遊ぶことができる。しかし、ある程度年齢を重ねてくると、この限られた人生の中でできることは限られていることに気づく。そのことに気づき、自分の中に蓄えた多くの知識や情報、いろいろな人の生きざまを参考に、自分にできることとできないことをふるいにかけていく作業が必要になってくる。そこで、今度は引き算をすることになる。引き算といえば消極的だが、これは積極的引き算だ。見栄とか外聞とか、そういったものを引いていくと、見栄えは減少していくが、密度は濃くなってくる。そして最後に残ったものが、自分の花だ。その花に気づいたとき、本当の人生が始まるのだ。


名言の宝箱12



# by siva1199 | 2012-11-24 10:15 | 名言の宝箱

始終訓

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   一、人の生涯、何事によらず、もうお終と思うなかれ。
    未だかって始めらしき始めを持たざるを思うべし。
   一、志業は、その行きづまりを見せずして、
    一生を終るを真実の心得となす。
   一、成功は、一分の霊感と九分の流汗に由る。
    退屈は、死の予告と知るべし。


  安岡正篤

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この時間と空間が支配する世界は、有限、不完全な世界だ。この世に生を受けたとき、「おめでとう」と祝福を受けるが、楽しみよりも煩わしさの多いこの世界に生まれ出て、はたして本当にこの「おめでとう」という言葉がふさわしいものかと考えてしまう。本当の意味で「おめでとう」と言えるのは、この時空を卒業して自由の世界に帰るときだろう。ただし、この世を離れるときに「おもしろかったなぁ」と言えるためには、十分に生き切らなければならない。生き切るということは、自分を試すことだ。自分にははたしてどんな素質、素養があるのか、またそこからどんな可能性が生まれるのか、それをクリエイトしていく子供のような好奇心を持ち続けることだ。変わり続けることによってのみ、自分の核心を確認することができる。どんなにあがいても、この世界には期限がある。人生の目的はただ一つ、「おもしろかったなぁ」と言えるかどうか、今の自分に問うてみることだ。


名言の宝箱11



# by siva1199 | 2012-11-23 09:51 | 名言の宝箱

不要な政治家を省く一票

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  一利を興すは一害を除くにしかず
  一事を生
やすは一事を減らすにしかず

  耶律楚材

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日本という国は、支配する側と支配される側がみごとに仕切られている。選挙で政治家を選ぶ権利は認められているが、直接国のトップを選ぶ権利は認められていない。けっきょくは支配する者たちが、自分たちの都合に合わせてトップを選ぶという仕組みに変わりはない。支配下におかれた私たちには、そんな微々たる庶民の一票だが、それでも集結すれば力となると信じるしかない。堺屋太一がこんなことを言っている。「利益の出る新事業をはじめるよりも、以前からやっている儲からない部門を縮小整理する方が大切です。いわば積極的な省事。これは勇気のいる難しい仕事なんです。だからこそ、それを成した者は高く評価することが大事です」。今、政治家に求められているのは積極的な省事(政治)ができる人間だ。その一票を投ずる基準として、省事ができる人かどうか、それを見極める必要がある。小さな一票ではあるが、不要な政治家を省く力を国民は持っているのだ。


名言の宝箱10



# by siva1199 | 2012-11-22 14:09 | 名言の宝箱